「道草」

今朝は2種類の犬の散歩を見ました。

 

犬が立ち止って草の匂いをかいでいると

 

「何やってんのまた~」

 

と首輪をひっぱる人

 

もうひとつはそのまま匂いをかがせてる人

 

 

 

肉体が犬で精神が飼い主だとしましょう

 

よく酒を飲んでると気持ちよくなって「ゾーン」に入る時があります。

 

ゾーンに入ると精神という飼い主が不在になって

 

「ずっと草の匂いをかいでいる犬」状態になります

 

次の日は必ず二日酔いで後悔します

 

けど「草の匂いはずっとかげた」じゃないですか

 

 

 

昨夜は「草の匂いをずっとかいでいる犬」状態になったので今朝もランニング出来ませんでした。

 

 

いままでの自分だとこういう場合

 

「ランニング 体に悪い」 「ランニング 不健康」

 

などと情報収集してランニング自体を否定する事によって救いを求めてきました。

 

けど今までの人生がその繰り返しだったので、明日は走ろうと思います。

 

 

 

 

 

八海山

昨夜は冷酒を5合くらい飲んでしまったので、今朝はランニング出来ませんでした。

 

こんな朝は「晴耕雨読」とういう言葉が便利です。

 

昨日のんだ酒は「八海山」という酒でした。

 

うまかったです。

 

日本酒にも色々な銘柄がありますね。

 

鬼殺し、大関などは言い方がわかるんですが、例えば居酒屋のメニューに

 

「喜久泉」 

 

これは「きくいずみ」と読むんですが、「きくせん」とも読めますね。

 

こういう場合、

 

「大将、きくせん!」

 

と間違えてしまうと、恥ずかしいから万が一を考えて注文しずらいですね。

 

この「喜ぶに久しいに泉ってなんて読むの大将?」

 

って言うと「こいつ飲んだことも無いのを飲もうとしてる」

 

と思われてしまいます。

 

そうすると大将に、今食べてる肉じゃがも、レンコン炒めも自主的にでは無く「実験的」に食べてると思われてしまうおそれがあります。

 

なのでいつも読み方を知ってる八海山を飲みます。

 

八海山はうまいです。

 

 

 

昔、地理の授業で「アルゼンチンの首都は? なんでもいいから答えてみて」

 

と先生が言ったので手を挙げてサッカーのチーム名で唯一知ってた

 

リバープレート

 

って言ったら先生に「違うよバカ」って言われて、すごく恥ずかしかったので友達が話のオチで「御用達(ごようたし)」の事を「ごようたつ」って言ってもいい間違いを指摘できません。

 

ロッキー

ウォークマンを聴きながら走ると、オバちゃんの挨拶を無視してしまう。

 

この問題を解消するために、今朝はウォークマンを持たずにランニングしました。

 

今日は雨も降っていたので、散歩してる人が少なく、どのオバちゃんにも挨拶されませんでした。

 

雨が降ると、ラジオ体操も中止なんですね。

 

6月や9月のように雨が多い月は、中止の日が多いでしょう。

 

けどラジオ体操をライフワークに組み込んでる方は、リズムが崩れると思います。

 

 

 

今朝は5km走りました。

 

雨の日は体が冷えるので、冷えないようにペースが上がります。

 

雨の中ランニングをしてると、自分がロッキーになった気分になれます。

 

 

 

 

「ウォークマン」

ウォークマンは色んな所で音楽が聞けます。

 

しかし早朝ランニングするとき、ウォークマンをしてると問題があります。

 

それはウォークマンをしてると、たまに挨拶してくれるオバちゃんの声が聞こえないのです。

 

オバちゃんが「おはよう」と言ってくれてるのに無視

 

オバちゃんは悲しいでしょう

 

オバちゃんを悲しませないための対策

 

それは何でしょうか?

「首都高」

先日飯田橋に行ったんですが、首都高凄いですね。

 

歩いてると、上に首都高があります。

 

鉄の塊が大きなカーブを描いており、どうやって作ったんだろうと思いました。

 

まず僕は絶対に作れない。

 

 

 

たまにバスや電車で横柄な態度を取っているおじいさんがいます。

 

その時は

 

「この人は青年の時、首都高を作ったんだ」

 

「首都高を作ったジェネレーションなんだ」

 

と思うようにしてます。

 

全然腹がたちません。

「白米」

最近インターネットで調べると、白米はあまり体に良くないという話を目にします。

 

なにか精米という事をしすぎて、糖分や脂肪分が高いとの事です。

 

僕はそういう情報に影響を受けるタイプなので、最近白米をあまり食べないようにしてました。

 

アジの開き、肉じゃが、豚の生姜焼き

 

こういうものが我が家の食卓に並んでます。

 

で白米を食べない。

 

これはツライのでお酒の量が増えてしまします。

 

テレビはお酒メーカーがスポンサーなので、お酒を飲みすぎるなという話題はあまりでません。

 

「へべれけ」「はしご酒」「酒場放浪記」

 

泥酔を推奨する番組ばかりです。

 

僕は好きですが(笑)

 

 

 

どうやら体脂肪を減らすのが流行してるみたいです。

 

脂肪は敵⇒白米食べない⇒酒が無限⇒二日酔い⇒1日水2リットル

 

僕は飲料メーカーのカモです

 

 

ラジオ体操に行くと、おじいさんが元気に体操してます。

 

おじいさんは多分ずっと白米を食べてきたでしょう。

 

 

でも全然デブじゃないです。

 

おじいさんの時代には体脂肪計なんて無かったはずです。

 

 

でも全然デブじゃないです。

 

雑誌やテレビ、インターネットではホットヨガ、体脂肪が減るトクホ、糖質ゼロビールがあふれてますが、なんなんでしょうか?

 

僕は白米をガッツリ食べて、そのかわりランニングをしてみようと思います。

 

いま体脂肪が19ですが、白米ガッツリ+ランニングでどうなるか、また変化がありましたら書きます。

 

僕は白米が好きです。

「北九州のせんべろ」

寄り道をしようか。

 

そう思った僕は「寄り道をするといつもいい結果にならない」

 

と思った。

 

「いい結果」

 

いい結果とは何か、それを探求するため僕は赤提灯に入っていった。

 

赤提灯の中は8割くらいの客入りで、僕はカウンターの端の席に案内された。

 

ここの店員さんが呼ぶところの「1番」だ。

 

1番に座ると、とりあえずホッピーの白を頼んだ。

 

「1番さん、ホッピー しろ~!」

 

カウンターで焼きトンを焼くマスターが叫んだ。

 

 

 

ホッピーが来るまで、僕はメニューから自分の食べたいものを選ばなくてはいけない。

 

ここは繁盛店なので、展開がスピーディーだ。

 

ベルトコンベア式に注文しないと、流れを阻害してしまう。

 

僕は吉田類が言っていた「モツ・・」

 

なんだっけ?

 

あの小さい皿にモツと豆腐と人参のあれ。

 

プロ飲み師を気取った人間が七味をかけるあれ。

 

ネギが乗ってるあれ。

 

あれの名前が出てこない。

 

昨日はメニューを見ながら注文したので「モツ・・」を注文できた。

 

けど今は「モツ・・・」

 

煮込みだ。

 

モツ煮込みだ。

 

 

モツ煮込みを注文するとなると、もう1品は何がいいだろう。

 

カウンターの中では店員さんが大きなペットボトルの焼酎を持った。

 

そのペットボトルは「おつかれさん」的な名前だった。

 

「大五郎」「ビッグマン」「おつかれさん」

 

この身を切るような厳しい社会の中の、ひとときの休息にふさわしい名称。

 

 

 

 

 

モツ煮込みのコンビには何がふさわしいのか?

 

豆腐、モツ、人参、ネギ 温度は暖かい。

 

僕は山芋の千切りだと思った。

 

煮込みがボケで、山芋の千切りが突っこみ。

 

煮込みが松ちゃんで、山芋が浜ちゃん

 

煮込みがビートたけしで、山芋がビートきよし

 

煮込みが・・・

 

えんえんと続いてしまう

 

 

いや煮込みが浜ちゃんで、千切りが松ちゃんではないか?

 

切れ味抜群のボケは、千切りという感じもする

 

 けど松ちゃんは最近日焼けしてるので、煮込みにイメージが重なる。

 

僕は山芋の千切りと、モツ煮込みを注文した。

 

 

 

注文した後は、いつもどこを見ていればいいのかわからない。

 

この店はL字型のカウンターになっており、前を向くと他のお客さんを見る事になる。

 

どういう表情をしていればいいのかわからない。

 

 

人間には表情がある。

 

笑顔、悲しい顔、眠ってる顔

 

居酒屋で一人でいる用の顔はなんだろう?

 

無表情でボーっとしていると、僕の顔は怖い。

 

だから目の前にある「せんべろの店」という本を持った。

 

「せんべろ」とは千円でベロベロになれる店という意味だったと思う。

 

 

 

今年の夏、末期のガンにかかったオジさんの見舞いに北九州へ行った。

 

僕は新幹線の中で、もう死ぬのが確定している人に何を言えばいいのか考えた。

 

答えは出なかった。

 

 

 

ベットに座るオジさんは凄く痩せていた。

 

昔話を一通りして、オジさんに僕は

 

「この辺に、いい飲み屋ある?」

 

と聞いた。

 

おじさんは

 

「線路沿いの銭湯の横の〇〇がいいぞ」

 

と言った。

 

 

 

病院を出ると、僕は線路沿いのその店に行った。

 

そこは飲み屋ではなく、酒屋さんの中で飲める「角打ち」だった。

 

僕はオジさんがしたであろう、銭湯→飲みコースにしようと、隣の銭湯に入った。

 

銭湯には先客が一人いて、その人は上半身刺青だらけのオッサンだった。

 

北九州。

 

 

 

銭湯でさっぱりして、お店に入ると冷蔵庫からビールを取り出した。

 

 お店のおばさんは

 

「あとでまとめて会計ね」

 

と言った。

 

 

僕はよく冷えたラガーを小さ目のコップに注いだ。

 

夕方4時ぐらいで、西日が差しこむ広い店内

 

壁にはチューハイのペンギンのポスター

 

そのCMの歌、松田聖子のスイートメモリー

 

 

「失った夢だけが 美しく見えるのは何故かしら」

 

 

オジさんと別れるとき僕は握手をした

 

オジさんは

 

「お前、今日握手五回目やぞ」

 

と言った。

 

 

 

オジさんは、その3週間後に亡くなったんですが

オジさんに言える言葉は一つもなかったけど、聞く事は出来ました。

 

 

「この辺に、いい飲み屋ある?」

 

 

あの店は最高だった

べろべろに飲んで

お会計1360円